フェデリコ・フェリーニ監督『8 1/2』を観た。すごい映画だ。作品に自己言及的で内省的でとにかく作り手の自我が強いのに、華やかで面白い。超現実的な世界観で、物語がない映画だけど、映画自体が大きなテーマを物語っている。
"人生はお祭りだ。共に生きよう。"が示すようにしんどくても理解できなくても人は他者と共に生きたくならずにはいられない。そしてフェリーニは映画を作らずにはいられない。ヒューマニズムと芸術賛歌。
フェデリコ・フェリーニ作品は『道』しか観たことなくて、『道』が良くも悪くも古典っていう感じだったからこんなにエキサイティングな映画だとは思わなかった
