世にも楽しい悪夢(ノイローゼ)
物憂げな映像作家グイドはアーティスティックな監督様
創作をかねた温泉療養
湯治をかねた現実逃避
群がり勝手にしゃべくる人々
手慣れたハーレム、歪む夫婦生活
背中で語る…
本人にとっては、とてつもなく切実なことが具体的になればなるほどに、他人にとっては関心の対象外になっていく原理は、うなされて目覚めたばかりの悪夢を誰かに話す体験からもよく分かる。
そのことを少し寂し…
何かしらの表現者、物作りに携わる人たちには刺さる映画。
自身の描きたいものと世間が求めるもの、それを取り巻く環境に悩む姿は観ていて辛くもあった。
人生は選択の連続で、それを活かす殺すも自分次第だなと…
荒唐無稽で難解(プロットが散らかっているのは本作の主人公の苦悩を表している?)。
時系列もめちゃくちゃで、ただ男が不倫して妻に怒られてるだけの話ともいえる。しかし、画はオーパーツ。これはお勉強しない…
フェデリコ・フェリーニという監督さんの作品は、自分自身が投影されている・・・と、よく言われますが
わかんないですよ、自分には監督さんがどんな人生を歩んできたのか
・・・って、ほかの方も、自分のような…
現実と妄想が入り混じる、混沌とした世界。
映画監督である主人公は、
フェリーニ監督の投影とも言われており、
決めなければならない物事、迫り来る期限、自分本位で要求を訴える人々、
いくつもの事象が…