オーウェン

摩天楼を夢みてのオーウェンのレビュー・感想・評価

摩天楼を夢みて(1992年製作の映画)
4.0
これだけの役者をそろえて演じさせたのは不動産のセールスマンたち。
何だか役者が勿体無い気もするが、中盤から終盤はほとんど舞台劇のような様相で、これでもかとばかりに白熱したぶつかり合いが演じられる。

このためにアル・パチーノ、ジャック・レモン、エド・ハリス、ケビン・スペイシーが必要だったのがわかる。
ちなみにアレック・ボールドウィンやジョナサン・プライスなどもわずかに顔出しだが、中心はこの4人のセリフの応酬。

売るためのコツを知り尽くたエリート中のエリート。
売るためには裏切り保身は当たり前な男。
売るために奔走するも空回りする男。
この3人に顧客の情報を斡旋する男。

駆け引きはコロコロ入れ替わり、次々と優位に立つ人物たち。
果たして最後に得をする人物は誰か。
とはいえ結果ではなく、これは役者を見る物語。
上記の中に好きな役者がいたら、見て損は無いでしょう。
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