月は上りぬに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)- 12ページ目

「月は上りぬ」に投稿された感想・評価

mingo

mingoの感想・評価

3.8

佐分利に引き続き田中絹代も監督としての才能は軒並み高い。それもエンタメというより芸術映画の分野で貢献しているように思う。笠智衆はいつもの親父役だし脚本が小津だからそりゃそうなんだけどまんま小津すぎて…

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Mayashico

Mayashicoの感想・評価

4.0

ブルジョア兄妹が近親相姦まがいの関係へと至るっていう主題がフランス映画っぽいが、画面がめっちゃ小津。月夜のシーケンスがさいこー。ああ、やはりスタンダードサイズは並んだカップルを切り取るために存在して…

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小津がーとかなんとかまあ置いといて、安井昌二がお嬢様でおきゃんで独りよがりな北原三枝(ほんとにほぼエマ)に「(これから苦しくなっても)俺がかわいがってやる!」「(それでもとにかく)俺がかわいがってや…

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SKE

SKEの感想・評価

4.0
小津の脚本だし笠智衆出てるしいつものお節介な人達も出てくるし、で、あの切り返しショットを切望してしまった。

小津安二郎に脚本を提供してもらって田中絹代が監督した恋愛映画。

でも小津が脚本書いたせいか小津の劣化版みたいなクローズアップの演出が目立ち、しかも小津と違いそこでロングショット気味の場面との台詞の…

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話の筋はわかりやすい小津調。やっぱ所々に入る夜間や湯のみ、襖など誰もいない静物のみのショットは印象的。

奈良に疎開後居着いた浅井家は父(笠智衆)、未亡人の長女千鶴(山根寿子)、未婚の次女綾子(杉葉子)、三女節子(北原三枝)、女中2人(田中絹代ら)と犬が一匹の家族構成
さらに千鶴の亡き夫の弟昌二(安井昌…

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