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月は上りぬのMのレビュー・感想・評価

月は上りぬ(1955年製作の映画)
3.7
疎開先に居続ける事を決めた一家。その家の次女が東京から来た男性に惹かれているのではないかという話になり……という作品でした。

ほのぼのとしたコメディ作品で、笠智衆がいて脚本も小津安二郎なのでかなり小津安二郎風味が色濃く出ています。
戦後間もない映画はその頃の時代をそのまま見せてくれ、今とは違う価値観を感じさせてくれるので好きです。
メインとなる一家の優しい一面とは対照的な、使用人に対する辺りの強さ(笑)。
この時代ではこれがむしろ普通だったんでしょうね。
今見ると、当り強いですねぇ。
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