月影

月は上りぬの月影のレビュー・感想・評価

月は上りぬ(1955年製作の映画)
3.6
小津安二郎が脚本を担当している。
好きな者同士が言い出せずにいるところを周りの人の計らいで結ばれていく様を描いたたわいのないストーリーである。

女性が結婚後は男性の世話をするのが当たり前でそれを女性が喜んでするような感覚だった時代。

田中絹代の監督作品だが、父親役を笠智衆がやっているのとセリフの言い方が小津作品を彷彿とさせる。知らない人が見たら、小津安二郎の作品だと思うに違いない。
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