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大いなる遺産のmanaのレビュー・感想・評価

大いなる遺産(1998年製作の映画)
3.7
フランチェスコクレメンテの絵にまず引き込まれる。
映像の全てにグリーンの濃淡色が使われていて、その演出に透明感がある。
登場人物たち透明感とは程遠いドロドロした過去や今を背負っているので、その透明感が際立って、冷めた目で見れる。
熱くて感情むき出しの、人って捨てたもんじゃない!と思わせる物語ではなく、人って悲しいけど捨てたもんじゃないとうら悲しい余韻が残る映画。
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