衣ちゃん

大いなる遺産の衣ちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

大いなる遺産(1998年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

美しすぎる映画。

キーを握るカラーは緑。
緑という色がまた深みがあって、神秘的な世界に観るものを引きずりこんでいく。

今まで触れられてこなかった感性を刺激する映画。子供同士の官能的なシーンは特に。

人間が作ったルールにより価値が付けられることがあるが、値段をつけてしまっては、型にはめられてそのものの美しさに気づくことはできなかったりする。人間が勝手に決める物の価値と、自然に有るそのものの価値の違い。彼の描く画は全て人物画だった。

ふたりからは、目視できる赤い糸すら見えた。
心に染みるエンディング。
エステラはツンデレすぎるけど、それがまた魅力で彼女の女性らしさの一端。

ロバート・デ・ニーロから感じられる7年の歳月の経過には、本当に経験値を感じてこの役者さんはすごすぎるって感動した(笑)
衣ちゃん

衣ちゃん