ハロー別姫

大いなる遺産のハロー別姫のネタバレレビュー・内容・結末

大いなる遺産(1998年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

原作未読。今作で大いなる遺産に初めて触れました。デニーロ配役時点でネタバレとの意見もありますが、他作品でデニーロが序盤で退場💨パターンもあったので、あらすじも知らなかった私は存分に堪能出来ました🥹

すっかり世界観にハマり他3作見比べ!
個人的ランキング🌟

🥇1997年版
🥈2011年版ドラマ
🥉2012年版
4️⃣2023年版ドラマ 

今作はなんと言っても主演2人の美しさ。
映像化の中で群を抜いている。
少年少女時代までパーフェクト✨
脇を固める俳優陣の演技力は言わずもがな。

単に美を評価しているのではなく、エステラにおいては抜群の容姿を持つ人物でないと成り立たない物語なので説得力を出す為に不可欠。
現代劇にしてグウィネスを配役したのは大成功だと思う。(個人的には古典だと微妙に感じる)

アン•バンクロフトの白塗りには女優魂を見た。皺を前面に晒け出す事も厭わず異形な存在を演じ切っていた。

フィンが幼い頃に描いた絵画ノートを囚人が大切に持っていたシーンに心が震えました。🖼️🤵‍♂️ジョーが自分を恥じるフィンを責めないのも逆に切なく心に残る🎀
クールな印象のクリス•クーパーが演じていたのも心を掴まれた。

初見による加点は避けられませんが、古典を現代劇に置き換えても陳腐にならず、物語の肝を押さえ、かつ美しい映像で見応えのある作品になっていると感じた。エンドロールの曲も余韻に浸れ素晴らしい。

今作を最初に観なければ、ここまでハマる事はなかったと思う。また現代に置き換えた新作を観てみたい!

今作だけでは、大いなる遺産という作品のメッセージは伝えきれていないと思うので、丁寧に描かれている古典ドラマ版もおすすめします🎩