銀幕短評 (#221)
「大いなる遺産」
1998年、アメリカ。 1時間 50分。
総合評価 50点。
グィネス・パルトロー目当てで、ひとり映画に回帰。
彼女の作品では、「恋におちたシェイクスピア」(#172、88点)が断然イチオシです。
チャールズ・ディケンズは知っている。代表作の「オリバー・ツイスト」はまだ読まないが、「クリスマス・キャロル」は むかしに読んだ。守銭奴のスクルージが 改心する話し。それでは「大いなる遺産」の原作はどういうものだろう。ぜひ梗概を知りたい。
この映画では、男を惑わせ じらす女、それに振り回される男を延々延々とえがく。わたしは不幸なことに、今のところ惑わされたこともないし じらされたこともないので、そういう物語り世界には到底入っていけないな。
なにか大きなメタファーが隠されているのかと目を凝らすが、そのようすもない。ロバート・デ・ニーロのことばも本当かどうか疑わしい。カメラがうまいことだけは 確かに認めよう。
結論としては、この映画は わたしの人生で さして必要なものではなかったな。
はい、つぎどうぞ。