ミサホ

マッハ!のミサホのレビュー・感想・評価

マッハ!(2003年製作の映画)
3.4
小さい頃、ジャッキー・チェンのアクションに魅せられていた私。それに匹敵すると噂の本作を観てみました!

ベトナム🇻🇳の作品はいくつか観たことがありますが、タイ🇹🇭映画は初めてかも知れません。

トニー・ジャー演じる、村の素朴な青年ティンは、ムエタイの達人である師の元で育つ。そして、ティン自身も今では達人の域だ。

ところが、師からは、そのムエタイは使用してはならぬと教えられている。人を死に至らしめる可能性もあるからだ。

ある日、信仰心の厚いその村で、神聖な仏像オンバクの頭が何者かによって盗まれる。それを奪還しに、単身バンコクに向かうのがティンだ。

果たして、オンバクは無事取り戻せるのか…?村に平穏は訪れるのか⁉︎その命運はティンの腕一本に掛かっているのだ!素朴でおとなしい青年には、荷が重すぎやしないか…な〜んて思ったが、本人も行く気満々だ!大丈夫だろう。

オンバクを奪還するまでの間に幾多の試練が襲い掛かる。ハム・レイというチンピラの端くれのような男は、どうやら同郷のようだし、彼への手紙も預かってきた。ところが、金は盗むわ、嘘はつくわで信用ならない。

この男と一緒にいると、トラブルに巻き込まれ、酒場での違法な格闘賭博に駆り出されたり、街ではチンピラ達が間違いなく襲ってきたりするのだ。彼らを蹴散らすため、ティンは禁止されているムエタイを使うしかないのだ。

そのたびに見せる、肘と膝の攻撃が約80%を占めるムエタイアクションやキレのあるパルクールには圧倒され、ワクワクしたよね。

しかし、どうもオンバク奪還には遠回りしているみたい…

紆余曲折あって、ようやくオンバクに辿り着く。アクションに目を奪われがちな本作だが、家族の絆あり、友情あり、そして少しの笑いあり…でなんだかんだ楽しみました!

バンコクのチンピラのボスが着ていたTシャツには『セルピコ』のアル・パチーノの顔が、でで〜んとプリントされていて、しばらく目が離せませんでした。

まあまあ、真面目にレビューしてしまって、誰よりも自分が驚いてます。
ミサホ

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