ムエタイ映画、初めて観ました。昔の香港映画＋『アルティメット』。異文化な映像と暑苦しいアクションが癖になる。又、アクションシーンでは一切、ワイヤーやCG、カメラのトリックを使っていない。トニー·ジャーのムエタイに魅了されます。パワフルで何処か懐かしく、楽しい映画でした。
ノンプラドゥ村の寺院に祀られていた仏像の頭オンバクが切り落とされ持ち去られた。犯人は、この村出身のドン。長老達は、孤児のティンに希望を託し、彼はオンバク奪還の為、バンコクに向かうのだった。
ネタバレ↓
ストーリーは、ありきたりだけど、テンポが良くて、ワクワク血が騒ぐ様な展開で、楽しめました。しかもムエタイのアクションは、キレッキレで格好良かった。若干、むさ苦しさや暑苦しさがあるのだけど、タイの暗黒街のパワーを感じる事が出来ます。
一番の魅力は、主演トニー·ジャーのアクション。身体能力が半端ない。躍動感、跳躍力、柔軟性どれを取っても非の打ち所がない。こんな人間が存在するのかと唖然でした。街中の疾走シーンは爽快で、見応えがあります。後は、格闘シーンでのひざ蹴り、ひじ打ち、回転力の高い蹴り。もう、凄くて訳が解らない。
トゥクトゥクのカーチェイスも面白い。あんなに早く走れるとは、思わなかった。こんなのタイでしか見ないシーン。
そうそう、両足が炎に包まれたまま闘うシーンもありました。
最後にジョージが亡くなってしまったのは、残念でしたが、無事オンバクを村に持ち帰る事が出来ました。一人ぼっちになった、ムエも一緒にいて、めでたしめでたし。
面白かったけど、疲れたし、満腹。楽しいアクション映画でした。トニー·ジャーを楽しむ作品。
