Sominha

存在の耐えられない軽さのSominhaのレビュー・感想・評価

存在の耐えられない軽さ(1988年製作の映画)
4.3
他者が自分の中で大きくなりすぎることに幸福を感じる人と恐怖を感じる人がいると思う。
幸福を感じる人は相手に共感を求め、恐怖を感じる人は自分で責任を背負いこむ代わりに、それ以外の部分で適当でいることで自己矛盾に耐えようとする。
存在の耐えられない軽さは、自分の人生が重い人が、軽い(と言われた)人の上に勝手に乗る矛盾の上に成り立っていると感じる。

たとえ自分の人生が軽くても、他者の人生と存在は重いわけで、それを分かってるからこそ、気持ちをくれることが嬉しかったり、それを背負えないと拒絶したりする。
多分このお話の中で1番タイトルに合っているのは、サビーナだと思う。
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