シネフィルmonk

存在の耐えられない軽さのシネフィルmonkのレビュー・感想・評価

存在の耐えられない軽さ(1988年製作の映画)
3.8
チェコスロバキア出身の作家ミラン・クンデラを追悼して鑑賞しました。

「プラハの春」の自由を謳歌し、二人のタイプの異なる女性と戯れていたプレイボーイの外科医。しかし、ソ連が侵攻してきたことから国の様子が一挙に共産主義へと傾き、三人の生活も一変する。

ダニエル・デイ=ルイス、ジュリエット・ビノシュの若き頃の貴重映像と、ニュース映像を用いたソ連の戦車や進駐軍の生々しい様子が本編の映像とマッチして違和感なく観られる作品です。

劇中の「人生は私にはとても重いのに、あなたにはとても軽いのね」のセリフが印象に残ります。それにしても主役の男の軽いこと…。監督はフィリップ・カウフマン。
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