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存在の耐えられない軽さの犬のレビュー・感想・評価

存在の耐えられない軽さ(1988年製作の映画)
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セックスは娯楽だと豪語するヤリチン医者のダニエルデイルイスを好きになってしまった無垢なビノシュだが、愛だけでは耐えられない段階に気付いてしまい自ら身を引く。しかし、追い掛けて来てくれるなら話は別っていうのも葛藤が皆無でなんだかなーと思ったが、そもそもビノシュがデイルイスを好きになった動機も大した理由がないから気に留めることでもない。フットワークが軽い官能的な前半はショット含め魅力的だったが、中盤辺りから絡んでくる政治色や終盤の愛犬の病気など、紆余曲折や変遷を経てっていうことだとしても定まりの悪さを感じる。
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