このレビューはネタバレを含みます
私がまだ子供の頃に観て以来、約10年ぶりに鑑賞。当時、スパイダーマン3が公開され、金曜ロードショーなどでよく放送されていた印象。
子供の頃は単純に有名なヒーロースパイダーマンが活躍するアクション映画として楽しんだ記憶がある。
久しぶりに観ると、今まで冴えない青年であったピーターが大きな力を手にしてその力をどのように使うか悩む様子を描いている深いテーマが存在することに気がついた。
昨今、トムホランド版のスパイダーマンが話題になっているが、トビーマグワイア版のスパイダーマンにはまた違った魅力がある。MCU版のスパイダーマンならば自分の正体を知っているアベンジャーズのメンバーがなんだかんだで力になってくれるが、本作ではスパイダーマンの正体を、愛する者のために隠し、たった1人で親愛なる隣人として正義を貫くヒーローとしての魅力がある。
ベンおじさんの死、親友の父親の死、MJを愛しているからこそ距離を置かねばならなかったピーターの苦悩が描かれている傑作でした。
