ヲタク情緒わかってるなぁ…
ホラー畑から大作を任された監督といえば、ピータージャクソンもだが、商業監督すぎないところが逆に大衆とヲタク心の両方にうまく刺さった感がある。
一歩間違えれば気持ち悪いトビーマグワイアのうすら笑顔とMJへのストーカーっぷり。ロマンチックと取るか鳥肌するかは受け取り方にもよるかもしれない。
グラフィカルなカットや、かつてのヒロイン然とした何もできなくてグラマラスなキリステンダンスト扮するMJ、スーパーパワーを手にしたあとのピーターのヲタク感たっぷりのはしゃぎっぷり。
どれも危ういバランスだが、なぜかグサグサとツボに刺さってくる。
ウィレムデフォーの顔面がここまで生かされているのは『処刑人』とこの映画くらいだろう。
ジェームズフランコの最後の闇落ちた顔つきもいい。
総合的にとても好きな映画でした。