ダンクシー

スパイダーマンのダンクシーのレビュー・感想・評価

スパイダーマン(2002年製作の映画)
4.1
「いいか 大いなる力には大いなる責任が伴う」

覚醒していじめっ子を倒すシーン、宙吊りキスなど誰でも観たことあるであろう名シーンが当たり前ですが、しっかりあって胸熱。懐かしい…これだよこれェ!!

サム・ライミ版のスパイダーマンが一番好き。個人的に、1番アメコミのスパイダーマンらしいから。脚本と映像の完成度がピカイチだ。意図せず力を得てヒーローになったピーターの葛藤と、親子愛と、MJとの恋。これら全ての要素が映画として圧倒的なに完成度の高さを誇っている。

説明シーンに無駄が一切ない。状況を提示して、それが説明になっている。スパイダーマンになる過程、なってからの変化、大会に出るまでの流れ、正義の使者になる覚悟、などどれもどのシークエンスも必要不可欠でなおかつ綺麗にまとまっているのでクールな雰囲気を保ったまま進んでいる。

ハデに爆発しまくったり戦いの規模が大きかったり、そういうスケール勝負だけのエンタメ作品じゃなくてストーリー含め練り込まれているからとてもいい。中身が濃ゆいんだよねぇ。濃くて厚いのよ。

映像の大迫力は、思わず酔いしれてしまうほどで、摩天楼を飛び交うシーンは本当に恍惚とすらしました。
確かに結構前の作品だからCGはそれなりに古臭いですが、迫力満天。糸を出して宙を舞い、空翔ける姿はいつ観ても見惚れてしまう。
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