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激動の昭和史 沖縄決戦のTOYOSUのネタバレレビュー・内容・結末

激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

短いカット割りからのタイトルの出方が見事。新幹線大爆破のような勢いの良さが最高。特撮を中野昭慶がやっていたの初めて知った。なにかの漫画で読んだ(はだしのゲンかな?)、洞窟の中の集団自決のくだりが実写映像で見ると本当に生々しくて残酷で震えた。結構アメリカ軍が間抜けに見えた。
遊女?だった女の人が戦争にどんどん巻き込まれるも、シリアスの中でギャグっぽくたまに描写されるのが歪だった。どんな地獄でも、コメディっぽいことは起こり得るという皮肉にも思えた。子供も、どうなったんだろうという気持ちにさせる。
同じ言及で別のカットを繋ぐ、間を飛ばしていきなり結果に向かう、という構成はまさに庵野秀明がオマージュした部分で、そこをダイレクトに感じられたのは嬉しかった。
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