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激動の昭和史 沖縄決戦のKingKazukiManjiのレビュー・感想・評価

激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)
3.0
これほどまでに沖縄戦をダイナミックにセミドキュメンタリーに描いていたことに感嘆した。ちゃんと知らない人でも理解できるような、細かいナレーションが入っていて、史実にそったドキュメンタリーに近いと感じたが、ダイナミックな闘いを描いた娯楽作品としての体裁も保っていて、その絶妙なバランスが素晴らしかった。

ラスト30分、自決する沖縄民、殺される日本兵、虐殺される住民達をただ淡々と描く岡本喜八の画作りに、犠牲になった沖縄の人々を思う彼の強いメッセージと、排外主義への痛烈な批判が読み取れた。

だがしかし、登場人物が多すぎて、分かりにくかったのと、上映時間が長かったのが気になった。

牛島中将全く活躍してなかった気がするけど、気のせいなのか。。。というか、主人公が分かりにくかった。

昔の映画は2時間半もので、休憩があったことに驚き。
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