コスタリカ

激動の昭和史 沖縄決戦のコスタリカのネタバレレビュー・内容・結末

激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

のほほんとした劇伴が背景に流れていると自決の説明、我が子(であろう子供)を鎌で殺してからの自殺、銃弾を受けて死んだ気になったが実はかすり傷程度だった、などの、とめどなく続く暴力と死に、不謹慎ながら面白いと感じてしまう。酷いことを書いている自覚はあるが、2時間半があっという間に過ぎ去ったように感じたのは、この恐ろしさに面白さを見出してしまったから。
「国のために死ね」という圧力、そしてその圧力に騙されていざ死ぬというときに加わる、「生きろ」という圧力に押されてしまう恐怖。この圧迫感の無間地獄からは、少なくとも僕は逃れられることはできないだろうな。
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