ゴダールマラソン再開。
商業映画から一線を引き、ジガ・ヴェルトフ集団期の極めて政治的な活動期の作品。
若き毛沢東主義者のジャン＝アンリ・ロジェとの共作。前作の「ワンプラスワン」に続いて、英国での撮影。
冒頭から「ウィークエンド」を彷彿とさせる車の製造工場の長回しシーン。全編を通して、英国の政治的事件のことや政治思想を、視覚的な映像演出を交えながら、全部で6つのシークエンスで論説する。51分ほどの尺なので見やすい！
階級闘争に終わりなし。何周か回って、このタイミングで、内容的に見る価値はありそう。英国の資本主義と労働者階級の話なので、ケン・ローチのメッセージにも通ずる⁈でももっと政治思想が強すぎる。
ビートルズの「ハローグッドバイ」の”You say goodbye,I say hello”を”君はUSAと言い、僕は毛沢東という”というとんでも替え歌にしてたり、ほんの少しだけユーモアを感じた。
