ちいさな泥棒

ナイトムーブスのちいさな泥棒のレビュー・感想・評価

ナイトムーブス(1975年製作の映画)
3.2
富豪の夫人から娘を探してほしいと依頼された探偵。娘を見つけだしたものの…全く先が読めなかった。ただ意外な展開が撒き散らされてるのに緩急がないのでハッと声がでそうなとこもガツンとこず。しかし虚しさは一級品で幻想と心を打ち砕かれる。なにも…なんにもなんだよ…こんなに至らないことってあるかい?やるせない〜

消化不良とかモヤモヤとかそんなんじゃなくて、とにかくやるせない、やりきれない、気づいたら何もせず達成感もなくただただ全て終わった。作中でのセリフ通り「俺が事件を解決したんじゃない。事件が勝手に落着した」映画のなかでもこんなんじゃ現実ではどうやって生きてったらいいんだよってなりましたね。

あれ〜見たことあるなと思ったらクローネンバーグ作品でいちばん大好きな『ヴィデオドローム』のジェームズ・ウッズがでてました。娘ちゃん役の子がとてもヘルシーにスタイルがよくて着てる服もかわいかった♥︎ノーブラにキャミソール一枚でチャチャっと出かけられるの絶対ラクだよなぁ羨ましい〜