久保田靖史

ナイトムーブスの久保田靖史のレビュー・感想・評価

ナイトムーブス(1975年製作の映画)
3.0
 元アメフトのスター選手で、今はしがない私立探偵にまで落ちぶれてしまった男をジーン・ハックマンが好演。失踪した16歳の少女を探す過程で、密輸・殺人など犯罪に巻き込まれていくと言うストーリーですが、脚本に難があるのかやや途中はもたついた感じがあります。
 しかしこの映画は雰囲気で観せます。70年代のクルマ、ファッションそして素晴らしいのがマイケル・スモールによる音楽。彼はアラン・J・パクラ監督「コールガール」の音楽も担当していました。
 監督は「俺たちに明日はない」のアーサー・ペン。この「ナイトムーブス」もラストシーンが「俺たちに...」と似てるなあと思いました。怒涛の展開そして虚しさしか残らない。この終わり方には満点あげたいです。
久保田靖史

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