1人の少女が様々な葛藤と戦いながらローラーゲームを通して、大人へと成長していく姿を描いたサクセスストーリー。
テキサスの田舎町に住む普通の女子高生のブリス・キャヴェンダー。保守的な母親ブルック・キャヴェンダーから、美人コンテストで優勝したら将来きっと幸せを掴めると言い聞かされ、コンテストへの参加を強いられる日々に飽き飽きしていた。
ある日、ローラーゲームの存在を知った彼女は、試合を観て完全に魅了されてしまう。そこに集うのは年齢も仕事も多種多様で、女性らしくなど気にせずワイルドにぶつかり合い競い合う、活き活きと力強い女性達だった…
『転んだ分だけ、強くなる。』
テキサスの片田舎を舞台にした窮屈な日々を送るブリスが、自分を見つめ直し見つけていく物語だが、家族愛、友情、恋愛要素を散りばめられており、それぞれに多感な年頃の女子高生らしいきっちりとしたケリをつけていく。
どこかで観た事がある様な物語構成ですが、どこか懐かしく自身の学生時代の日常生活や抱えていた悩み、淡い恋心、大人へなる為の期待や不安感等、振り返るきっかけになる。
主演のエレン・ペイジが可愛らしく面白い上に、徐々に成長し自立していく過程が彼女の演技を通して感じ取れる。非常に多感な時期なので、色々な事に挑戦したいがネガティヴな思考も持ってしまう。しかし、周囲の人々の存在が大きくそれに支えられて、現在の自分がキラキラと輝いていける瞬間がここにあります。
