ゴン吉

SPACE BATTLESHIP ヤマトのゴン吉のレビュー・感想・評価

SPACE BATTLESHIP ヤマト(2010年製作の映画)
4.0
80年代を代表する人気アニメ”宇宙戦艦ヤマト”の実写版。
監督は山崎貴。
木村拓哉が主演、黒木メイサがヒロインを演じ、柳葉敏郎、緒形直人、西田敏行、高島礼子、堤真一、橋爪功、山崎努らが共演。
TBS開局60周年記念作品。 

西暦2199年、地球は正体不明の敵から攻撃を受けて放射能に汚染され、人類は絶滅寸前の危機にさらされていた。
民間サルベージ業者の古代進(木村拓哉)は上空からの落下物体により防護服が破損し、致死量の放射能を浴びたはずにもかかわらず思議なことに生き延びる。
その時彼が見つけたカプセルに記録されていたデータをもとに、放射能除去装置を手に入れるため、古代らはイスカンダル星に向けて宇宙戦艦ヤマトで旅立つ…

オープニングは太陽系火星域での艦隊決戦で始まる。
「もう我々に奴らに勝てる船は無い」など、アニメ版の名セリフが随所に使われている。
一方でアニメ版の名シーンを独自の解釈により実写で再現しており、アニメ版のファンの賛否が別れるかもしれない。
キャラクター設定でも違いがあり、ヒロインの森雪、船医の佐渡先生、そして宿敵デスラーがアニメ版と大きく異なる。
アニメ版では生活班班長だった森雪は、本作では好戦的な戦闘機パイロットで空宙戦を繰り広げる。
一方でアニメ版をベースにしたヤマト乗組員たちのヒューマンドラマも描かれており楽しめる。
ラストは本作ならではのオリジナルエンディングで注目です。
「地球か 何もかも 皆 懐かしい」 
「ターゲットスコープ オープン ヤマト発進! エネルギー充填 120% 目標 ガミラスミサイル 波動砲発射 10秒前 5、4、3、2、1 雪!」 

2023.2 BS12で鑑賞(日曜アニメ劇場・特別編)
ゴン吉

ゴン吉