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SPACE BATTLESHIP ヤマトのLEOのレビュー・感想・評価

SPACE BATTLESHIP ヤマト(2010年製作の映画)
2.0
謎の星「ガミラス」からの攻撃で人類の滅亡まであと1年余りに迫っていた地球に、波動エンジンの設計図とイスカンダルへの正確な座標が入ったカプセルが届く。
そこで地球防衛軍は、その情報を頼りに放射能除去装置を受け取るわずかな可能性を信じて宇宙戦艦ヤマトをイスカンダルへ派遣するという話で、基本的なストーリーはTVシリーズのパート1に沿っているが、後半は『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』のエピソードになっている感じ。

まぁ相当期待しないで観たおかげで世間で言われているほどひどくはないんじゃないか?とも思うけど、何でこう日本人が作る漫画原作の実写映画は余計なエピソード入れたり無意味な設定変更すんのかなぁ😓

先ず、地球滅亡の危機で、宝くじが当たれば見っけものみたいな感じでヤマト発進させる意味が分からん。
地球最後の砦としてのヤマトを、一艦長クラスが思いつきで地球防衛軍まで騙して実行しちゃう理由は?
あまりに安易で稚拙だろ。

波動エンジンの設計図が科学力の進んだ星から届いたとしても、ワープやら波動砲やら、初めて見たシステムに何の驚きも感動もなく当たり前に受け入れるし。

あと何で森雪をブラックタイガーのパイロットにする?
黒木メイサなんか全く動けないじゃん!
セリフ回しも酷すぎるし。
佐渡先生を女にする必要性は?
女にしちゃったら、沖田艦長が死ぬシーンで男と男で献盃するっていう感動のシーンが台無しじゃん!!

ストーリーにしても、まぁイスカンダル星人もガミラス星人も精神体だってのはいいとして、頼りの放射能除去装置も黒木メイサに憑依させてお持ち帰りって何?
どうやって放射能を除去出来るのかっていう、科学的で具体的な説明は全くないし…。

極めつけは喧嘩ばかりしてた主役2人が、姿勢確保すら大変なワープ中で突然やっちゃうってのも。
大昔『さよならジュピター』でも主役2人が無重力内でやっちゃうってのが話題になったけど、日本人監督ってホントにそういうシーン入れるの好きね。

で極めつけは、放射能が除去された地球で森雪が立っている横を、「ママ~」といって男の子が…。
もう古臭すぎて予想通り過ぎて寒いわ!!!

アレ?こうやって読み返すとやっぱ酷いなぁ。
よっぽど自分の中の事前評価が低かったんだな…w
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