【世紀のナンパ師、真実の恋に落ちる】ヒースレジャー目当てで中身は期待していなかったのだけれど笑えるしなかなか面白かった。中世ヨーロッパが舞台となると厳かで、非恋か泥沼かっていうのが多いと思うんだけど、なんとこちらは全力コメディ仕様。中世ラブコメなんて珍しいし、しかも意外とマッチングよろしい。初めて好きになってしまった女の子と仲良くなりたいがために、"百発百中の世紀のナンパ師、他人が考案した彼女を落とす台詞をメモる"っていう構図がもう可愛かったし、あの手この手を駆使してお近づきになりたいカサノバ、嘘で塗り固めたり他人を蹴落としたりとそういう愛し方しか知らないカサノバが尊かった。あと借金の取り立ての捨て台詞に笑った。という感じで前半は良かったんだけど後半よ、特にラストの茶番っぷりといったら…いつもなら批判していただろうけど、まあたまにはこういうハッピーなのもいいね、って怒れない仕様になっておりました。みんな楽しそうで微笑ましい