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七人の刑事 終着駅の女のkazu1961のレビュー・感想・評価

七人の刑事 終着駅の女(1965年製作の映画)
4.4
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-329 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋凄い刑事ドラマ!!音楽の一切ないドキュメンタリータッチの世界。。。上野駅の雑踏、人々の声、構内アナウンス、ノイズ、あらゆる音がその時代感や物語のリアリティを際立たせています。特撮音楽の巨匠渡辺宙明が「音響」として参加したこの効果が本作の最大の見どころ。。。凄い!!

🖋さらにアクティブで生々しい映像、1965年の時代をリアリティを持って感じることができます。監督は「レッド・パージ(赤狩り)」で映画界を追われた気骨の左翼映画人若杉光夫、さすがの社会派ドラマに仕上がっています。大傑作です!!

🖋上野駅に起った殺人事件を追って捜査を開始した七人の刑事の活躍を通して、被害者の背後に潜む農村の貧困にメスを入れた強烈なメッセージも若杉光夫監督ならでは。

🖋『七人の刑事』、1961年にスタートした大ヒット刑事ドラマです。1969年まで放映されていました。本映画では全く流れませんが、歌詞の無いテーマ曲がとても印象的で子供心にも強く印象が残っている作品です。そんなテレビ、映画を含めて初めてDVD化されました。子供の頃以来の鑑賞でしたが、とても硬派な素晴らしい作品でした!!

😨Story:(参考: Amazon)
上野駅のホームで女が刺殺された。殺された女が持っていた安物の黒いバッグには、北上行の切符が一枚入っていた。死体の第一発見者の駅員が女の足元にあった白い鞄が無くなっていると言う。上野駅に設けられた捜査本部の刑事たちは、白い鞄をポイントに捜査を始めた。駅で聞き込みをしていた中島刑事が売店の売り子から、白い鞄を持った小柄な男が走っていったという証言を得た。しかも、その男はホームでよく見かける男だという。刑事たちは、客の代わりに列に並んで席を取るショバ屋と当たりをつけ、男を追った…

🔸Database🔸
・邦題 :『七人の刑事 終着駅の女』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 1965
・日本公開 : 1965/06
・上映時間 : 89分
・受賞 : ※※※
・監督 : 若杉光夫
・脚本 : 光畑碩郎
・原作 : ※※※
・撮影 : 渡辺宙明
・音楽 : 井上莞
・出演 : 堀雄二、芦田伸介、菅原謙二、佐藤英夫、城所英夫、美川陽一郎、天田俊明、笹森礼子、北林谷栄、大滝秀治

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
光畑碩郎のオリジナル・シナリオを、「太陽が大好き」の若杉光夫が監督した刑事もの。撮影もコンビの井上莞。
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