だい

晩春のだいのレビュー・感想・評価

晩春(1949年製作の映画)
1.2
時代が違いすぎるせいか、
父の価値観も、
娘の価値観も、
全てが共感できなさすぎてしんどい。


ぼくにとって初めての小津。

印象としては、
たぶん郷愁と奥ゆかしさを感じるための作りなのかな、と。
そう思ったのだけれど、

ぼくはこの心象風景に郷愁を感じられず、
二人の言動にイライラしか感じなかったので、
たぶん小津作品が絶望的に合わない感。


そもそも、
家族のあり方や、
社会における女性の立ち位置や、

そういうものが70年の間にたぶんそうとう変わってるはずで、
そりゃあさ、
自分の両親が生まれるより前の映画の価値観、
しっくり来ないのは当たり前ではあるのだ。


父も娘も過保護すぎるのだ。

昔は過保護が普通?



たぶん「間」が評価されてる映画なんだろうな、
とは何となく察するんだけど、
ぼくは「思ってることは隙間なく全部話して伝える」徹底主義のよく喋る人間なので、
あの間がわりと耐えられない。

向いてないなぁ。
だい

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