HAYATO

晩春のHAYATOのレビュー・感想・評価

晩春(1949年製作の映画)
3.9
2023年370本目
巨匠小津安二郎監督作
娘の縁談と父娘の関係というテーマが中心に添えられており、結婚する意味についてすごく考えられる作品
古き良き日本の文化や所作が丁寧に描かれており、大いに学びがある
女性が結婚することが前提となっていることに時代を感じるとともに、母を早くに亡くし、父と娘2人きりの生活が長くなってしまったがために、お嫁にいくことが嫌になってしまった紀子に共感できる
「お父さんと暮らしたい」と告白した紀子に対し、父・周吉が結婚について語りかけるシーンは非常に感動的で、言葉の1つ1つが深く胸に響いた
自分も笠智衆さんに「お前ならきっとできる」と励まされたい
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