なかむら

晩春のなかむらのレビュー・感想・評価

晩春(1949年製作の映画)
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父と娘の話でありながら、どことなくぬめっとした雰囲気がある。愛されすぎている父。結婚相手が最後まで出てこず、父と娘の話に終始しているので焦点がボケないのがいい。とはいえ、「不潔」と言われてニヤニヤするどうしようもないおじさんなど、脇役もいい。そしてやっぱり小津作品のショットは、ため息が出るほど美しい。
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