鹿shika

晩春の鹿shikaのレビュー・感想・評価

晩春(1949年製作の映画)
3.6
結婚をするため家を出ることになった娘と父親の話。妻に先立たれた父を置いていくのが渋がっている。そんな娘を送り出す父親との物語。

初めて小津を見た!
最近知り合ったお友達が小津オタクで初対面で饒舌に話してきて1日で仲良くなって、1週間全部遊んでやったよ。

小道具とカメラワークに拘りがあると聞いてたから、そこに注目してみたんだけど、
なるほど、ウェスアンダーソンが影響されたのがなんとなく分かったような気がする。

内容のない会話ほどいいものはないよね。
定点カメラの感じとか、小道具の感じとか。

ここ海近いのかい?
ー歩いて14〜15分かな。
割と遠いんですね〜。こっちかい海?
ーいやあ、こっちだ。
ふ〜ん。舘村さん家はこっちだね?
ーいやあ、こっちだ。
東京はどっちだい?
ー東京はこっちだよ。
ふ〜ん。すると東はこっちかね?
ーいやあ、東はこっちだよ。
ふ〜ん。昔からかい?
ーそうだよ(笑)

な〜〜〜〜〜〜〜んやねん!!!!!!!!
ほんと、生産性のない話せる映画が一番好き
鹿shika

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