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晩春のcのネタバレレビュー・内容・結末

晩春(1949年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

途中のアヤちゃんとの会話シーンとテンポがリアルでここまで線密に描けるの凄いなと思った。

「東京物語」、「お早う」のような日本人特有の価値観や文化的に根付いた共通点を描くのではなく、今回は時代的背景や結婚制度、女性の幸せについてのテーマであり、物語の内容も明るくはなく見ていても楽しくはない。幸せ=結婚となってしまう価値観(親からの押し付け)が重く感じてしまった。

最後の終盤の終わり方や写し方は哀愁があり、見る人の心を揺さぶると思うが、結果的に当時の社会や女性の尊厳、生き方について考えるとあの哀愁や終わり方が良くわかる、正しいとなってしまうのは今見たとしても違うのではないかと思う。
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