さや吉

晩春のさや吉のレビュー・感想・評価

晩春(1949年製作の映画)
4.2
絵として無駄が省かれている中で、繰り返される同じ言葉、執拗に流れる能。

それも、全部無駄ではない。と、み終わった後にじわじわと感じる。

原節子のねっとりとした女っぽさは、ある意味恐怖。
静かに嫉妬に狂う女は、恐ろしくて美しい。

笠智衆の語るこの中にある幸せの定義も、色褪せることなく素晴らしいと思いました。

あと、京都旅行に行ったら、瓢亭を予約してくれるおじさまがいるなんて、最高にうらやましい!!
さや吉

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