結婚によって離散する家庭、『麦秋』で決定的となり『東京物語』は事後であるが『一人息子』『父ありき』を経て遂に辿り着いた、無論必然的に到達した父と娘という関係性こそ最も成熟した主題なのではないか。
所…
初小津!!
小津安二郎監督の知識が全然なくてもこれが監督の撮り方か!と納得できる確立した作風の映画でした。
結婚よりも父といたいと思う紀子に対して結婚したら幸せになるよ!じゃなくて結婚して二人で徐…
「幸せは待ってるものじゃなくて、やっぱり、自分たちで作り出すものなんだよ」
人間生活の歴史の順序か。愛だなぁ。
途中、あまりにもお父さんのことが大好きすぎる原節子が少しこわかった
こんなに表情豊か…
さまざまな想いが行きかう。言葉にされているものいないもの、態度に表れているものいないもの、それらはまるで龍安寺の石のようにすべてが同時には見えないのだ。
父の娘を嫁にやりたい思い、娘を手放す寂しさ…
猫背の笠智衆と煙草の煙。
序盤から少し見慣れた構図で引き込んでくれる。
前半はずっと笑顔の紀子が、後半に豹変するのが怖いw
いや、自転車漕ぎながら笑顔が崩れないのも、怖いっちゃ怖いんですよ。
…
原節子さんの拗ねたり怒ったりする表情が新鮮でとても良かった〜!(周りの人よりも大人な役ばかり見ていたので…)
完璧な美しさ。なのにリアリティがあるのは何故だろう?!
父と娘の癒着は母を亡くして2人…
「結婚しないわけにもいかない」という謎理論で結婚させられるのは確かに嫌だし居場所奪われる気分になるな。
原節子がえらい綺麗なので娘萌えしてるとは思うけど、しっかり結婚の難しさを説明できているところを…
安定の良さだった。
今の感覚で見ると嘘みたいなセリフやらカメラワークなんだけど、慣れるとほんとそれがいい。
父娘最後の旅になる京都旅行での晩のやりとり、笠智衆が棒読みすぎだろーと思うけど途中からほん…