このレビューはネタバレを含みます
原節子という存在そのものがそうであるように、本作もまたある種ミステリアスな部分が多くある。
自分には、紀子が単に父を愛しすぎるがあまり離れられないのか、ただそういうふうに訳を作るだけで何か個人的な…
ちょっとファザコン過ぎて感情移入に欠ける部分もあったが、思い込み過ぎて父娘どとらも自殺するんじゃないかくらいの形相だったし、常に嘘をついているようで返事の仕方が軽かった。かといって感情の高低を爆発…
>>続きを読む4.5年前に大学の授業で観て、今回2度目の視聴。
型にはめられてしまう時代の中でも、こういう愛情や温かさの形があったんだなと知った。
その中で描かれている、人生の順序に伴う幸せと寂しさは今でも変わら…
能を観た帰りの二人が左右に分かれて映し出されるシーンにそれぞれの人生を歩む事を現しているようでドキッとした。
そしてラストの家の灯りが一つだけ付いて服を脱ぐところなんて、とても一人になった感が伝わ…