〖1940年代映画:小説実写映画化:人間ドラマ:松竹:ATB:日本名作映画集〗
1949年製作で、広津和郎の小説『父と娘』を実写映画化で、小津安二郎監督による『紀子三部作』の第1作にあたる人間ドラマ…
このレビューはネタバレを含みます
(別媒体から感想を転記)
2021/03/08
父をひとり残して嫁に行くことのできない娘の背中を父がやさしく後押しする話。なんたる笠智衆、細やかな会話劇の中に父の勇気ある決断が隠れていたことを知っ…
特にこれといった大きな事件は起きないものの、感情の乱れがとても繊細に描かれていて観終わった後はじんわりと温かく晩春の気配を感じさせる
白黒画面を鮮やかに彩り清潔感のある空気を纏う原節子の存在感はやは…
父親好きの娘が婚約するも、家を離れたがらない父は自身も結婚すると嘘をつき、娘を結婚させてやる。そして、娘が旅立った日、果物の皮を剥いて悲しみに耽る話。
面白いです。ゲイリークーパーのくだりとか。
「…