たけちゃん

ムーンウォーカーのたけちゃんのレビュー・感想・評価

ムーンウォーカー(1988年製作の映画)
4.0
この星を見て、マイケルを思い出そう……


ジェリー・クレイマー、コリン・シルバース監督
製作総指揮マイケル・ジャクソン 1988年製作
原案・主演マイケル・ジャクソン、ジョー・ペシ


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、6月25日はマイケル・ジャクソンの命日です。

マイケルは大好きなので、あちこちで語っているのですが、きちんとまとめたことがないので、ちょっと記録として残します。


【マイケル・ジャクソン】
1958年8月29日、インディアナ州ゲーリーで生まれました。父ジョセフ、母キャサリンのもと、男7人、女3人の10人兄弟。マイケルはその6男にあたります。

長男のジャッキー、次男のティト、3男のジャーメイン、4男マーロン、そして、6男のマイケルに、その下の末っ子ランディがいます。
上の3人の男兄弟で結成されたグループにマーロンとマイケルが加わってジャクソン5がスタートしました。リードボーカルは11歳のマイケル。
1969年にモータウンから「I Want You Back (帰ってほしいの)」でデビュー。これはGOTGで使われましたよね。ここから「ABC」「The Love You Save (小さな経験)」「I'm Be There」と4曲連続全米No.1に輝きます!すごいよね~。

1975年に古巣モータウンを離れ、CBSに移籍。
この時、ジャーメインは脱退し、末弟のランディがグループに加入、新たにジャクソンズと名乗ることになるんです。
実は、ジャーメインはモータウンの社長の娘と結婚していたから、モータウンから離れられなかったんだよね( ¯−¯ )フッ
でもね、ジャーメインのアルバムもいいのよ~。僕はけっこうな愛聴盤でした!

マイケルは次第にソロでの活動がメインとなってきて、1984年末に正式に脱退。兄のジャーメインはマイケルが脱退した後、グループに戻ります( ̄^ ̄ゞ


ジャクソン・ファミリーは娘も素晴らしいのよ。
長女はリビー、2女がラトーヤ、3女はジャネット。10人の中で1番下になるのがジャネットです。この姉妹3人ともシンガーとしてデビューしていて、中でも末っ子のジャネットはマイケルに次ぐ成功を納めましたからね( ˘ ˘ )ウンウン


ソロのマイケルはと言うと……
実は、マイケルはグループにいた頃からソロ活動もしていたんです。1971年に「Got To Be There」を、1972年には「Ben (ベンのテーマ)」をヒットさせていましたが、本格的には5枚目のソロアルバムとなる1979年の「オフ・ザ・ウォール」の大ヒットが大きいんです。このアルバム、プロデューサーにクインシー・ジョーンズを迎え、「Rock With You」などが大ヒットします。ちょうど、MTVなんかが流行り始めた時期と上手くリンクしましたよね。ヘビロテされてました( ˘ ˘ )ウンウン

この次作が1982年に発表したモンスターアルバムの「スリラー」、そして、1987年の「BAD」、1991年の「Dangerous」と続くんですよね。あとは皆さんの知るとおりのキング・オブ・ポップです( •̀ω•́ )و✧

2009年の6月25日、「This Is It」ツアーのリハーサルも佳境で、ライブ初日のわずか2週前に、薬の処方ミスにより死去。







さて、映画です。
かなりネタバレ( ̄^ ̄ゞ
まぁ、これはいいか!

一応、ミュージカル映画とされていますが、これはどうしてもファンムービーになっちゃう。
前半はマイケルのライブやMVの抜粋なので、色んなマイケルを観るには良いけど、全部観たことあるので、正直、要らない。
逆に言うと、マイケルの入門としてはいいよね。
それで気に入ったら本物を観ると良いからね。

映画の製作が1988年なので、アルバムで言うと「BAD」の後なんですよね。次作「Dangerous」は1991年の発表。
だから、当然、「BAD」の曲が中心になった映画となります。


オープニングは「Man In The Mirror」
マイケルのライブシーンから。
そこから過去の映像もコラージュされます。
「BAD」の子供バージョンとかは面白いよね。
まぁ、元ネタ知った上での話だけど。

「Speed Demon」や「Leave Me Alone」のMVはフルバージョンで収録。それを経て、36分過ぎから、いわゆる本編が始まります。


子供たちを麻薬漬けにしようとするマフィアのフランキー・リデオの手から、マイケルが子供たちを救うストーリー( ¯−¯ )フッ


登場する子役は3人。
まず、デヴィッド役のショーン・レノン
この子はジョン・レノンとオノ・ヨーコの息子よ。

女の子のケイティ役、ケリー・パーカー

そして、ダンスも上手い黒人のジーク役がブランドン・アダムス。



本編が始まって、直ぐに白いコートに身を包んだマイケル登場。
そして、突然のマフィアによる銃撃!
なぜ、そうなる?
どうなるマイケル?

ってことで、回想シーンを交えながら映画は進みます。マフィアのフランキー・リデオ役のジョー・ペシです。悪い役でしたね~。女の子ぶったりとか、最低でした😡😡😡


クラブ30's
今は使われていないのか?
クモの巣だらけ
ところが、マイケルが入ると昔のままのクラブに復帰。そして始まる「Smooth Criminal」

いや~、カッコイイ、カッコイイよ~。
ダンスの完成度はマイケルの中でもトップクラス。
そして、きた~、ゼログラビティ!
演劇仕立ての群舞がサイコーです。


そして、子供を助けるため、マイケル覚醒!
えーっ、ロボットマイケル?(笑)
マイケルって、人じゃなかったんだね(ˆωˆ )フフフ…

叫んで撃退とか獅子吼か!←ワカラナクテゴメン

最後はロボットから戦闘機に変形!
Zガンダム以上の可変タイプ( ¯−¯ )フッ



なんか、ETみたいな話だったのか!
宇宙に帰るマイケル。

でも、そこじゃ終わらなかった~(笑)
マイケルはステージに戻り「Come Together」を披露。大団円(◦ˉ ˘ ˉ◦)


エンドロールの黒人グループ、好きだったなぁ。
この人たちはレディスミス・ブラック・マンバーゾという南アフリカのコーラスグループで、グラミー賞の受賞歴もある素晴らしいグループです。
この「The Moon Is Walking」という曲は、「Lindelani」という曲の短縮バージョンだそうで、音源欲しくて探しても見つからなかった😓




マイケルって、この世の人じゃなくて、本当にムーンウォーカーでしたね。あれから11年も過ぎたとは信じられません。だって、今もそこで踊ってるから……。