新作公開に向けて少しずつ観てるシリーズ3作目です。これは今見ると時代のせいもあるかもしれないけど可もなく不可もなくという凡庸な印象。2006年から2020年代まで、またさらに色々なものが出尽くしたからね。2000年代にリアルタイムで観てれば少しはビックリできたかな。
トム（主人公イーサン）がラブラブで恋愛中ってとこから始まって過去の2作と違う雰囲気から始まるんですよね。それでも別にスパイアクションものとしておもしろくできればよかったんだけど、ちょっと方向性が期待するものではないような気がしましたね。
悪役には今は亡きフィリップ・シーモア・ホフマンが扮してましたけどけっこうな好演で際立つものがあったと思います。大スター、トム相手に気味が悪いくらい落ち着き払った悪党が印象的でした。
この悪役が、逆恨みによる行動に走ってしまうというのがちょっとおもしろくなかったんですよね。スパイものだから国を脅かす存在であるべきだと思うけど、民間レベルの誘拐犯みたいな小物に見えてしまいました。
あとは現在では難しそうな中国での撮影もしていてどこかの地方の美しい街並みが良かったですね。トムが新婚の妻と2人でその街を歩くと違和感しかなんだけど、でも、そこで撮影したくなる気持ちはなんとなくわかりました。
ラストはまるで「トップガン」みたいなハッピーエンドでこれもシリーズ過去作とは違う感じ。この監督はドラマの監督の方が先みたいなんですよね。この違和感はそういうことも関係
してるのかなと思ったですね〜
