ロトロ

ザ・プレイヤーのロトロのレビュー・感想・評価

ザ・プレイヤー(1992年製作の映画)
3.5
映画業界での殺人事件の話し。

映画業界の話だけあって、実名で関係者や俳優の名前がどんどん出てくるし、いろんな俳優たちが出演しているみたいだが、あいにく世代が違うのであまり認識できなかった。
最後のブルースウイルスとジュリア・ロバーツ、途中の時計じかけのオレンジの人。ぐらいしか分からなかったが、とにかく豪華な起用だなと感じる。

それにしても、ティム・ロビンスはでかすぎる。アメリカン人にしても不自然にデカイし、年代のせいか服がオーバーサイズ。よりデカく見える。
この人は感情が波立たない冷静な役があってる。やっぱりショーシャンクのイメージが強い。
もっと後半にかけて追い込まれて、崩れていく感じが見たかったが、こんな感じに静かに崩れていくのもいいなと思った。

長回しとかは純粋にすごい。
サスペンスとしては、行き当たりばったりの犯行で、何故か捕まらないし、その後被害者の妻と恋仲になるのも、よく分からないというか、必然性があるとは思えないが、途中それが映画だみたいな説明がある。
ハッピーエンドで、セックスで、暴力で。それが全部盛り込まれているのが本作なんだなと思うと、辻褄とかあまり気にせず、映画ってものを作る過程の話でもあるのだと感心してみれた。
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