lami

赤と黒のlamiのレビュー・感想・評価

赤と黒(1954年製作の映画)
4.0
爽やかな紳士顔なのに、強かで地位や名誉を求める野心メラメラ青年を演じるジェラール・フィリップ。
腹黒い本音がダダ漏れで、そのギャップに笑っちゃう。当時ではこれくらいの気持ちがないと生きていくのが難しかったのかも。
自分で蒔いた種だけど、ラストは不憫に思った。

貴族らしい華やかなピンクやラベンダーのドレス、ジェラシーを抱く可愛いメイド、恋の痛みをピアノで奏でるネグリジェ姿の公爵令嬢、白い街並み、教会の時計…

ジュリアンが出世の為志した軍人は『赤』、聖職者を『黒』で表現しているそう。それぞれ衣装でカラーが強調されていました。
lami

lami