ろまらん

赤と黒のろまらんのネタバレレビュー・内容・結末

赤と黒(1954年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

トリュフォーが墓掘り人として埋めたかった仏映画の傾向がわかる気がした。文芸大作を強調するような格言や、心の声みたいな独白、ドラマチックな音楽など。でも今見ればその古い格調高さもいいなとも思えます。フィリップ贔屓。
貴族の館での大胆なお部屋侵入にはいつも驚かされるけどセット感が残念。ロケは技術的に無理だったのかな。
長尺でやっと辿り着いた牢獄での抱擁には、古さを越えたほんとの愛を感じました。とうっとりしてたら、差し入れ検査するおっちゃんのカットが入ったのは残念です。
字幕でジュリアンがヤンになってたのも、生意気ながらも疑問です。
ろまらん

ろまらん