AONI

パリの旅愁のAONIのネタバレレビュー・内容・結末

パリの旅愁(1961年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

音楽はドラッグ! 変われない「夜の男達」。 お嬢さん方、ミュージシャンに惚れるとケガするぜ!

麻薬中毒のギタリストセルジュ・レジアニ。一度は止めようと決心したが、やっぱり最後は薬に手を出してしまう。人間変わろうと思ったって、なかなか出来るものではない。そんなミュージシャン達の物語。

人種差別に嫌気がさし、米国を脱出してパリに逃れてきた黒人ミュージシャン、シドニー・ポワチエ。公民権運動が盛り上がる前の米国黒人の心情が垣間見れた気がして興味深かった。

フランス映画の名カメラマン、クリスチャン・マトラの白黒撮影は、これぞパリ!といった趣きのある映像で、普通一般のハリウッド映画とは一線を画する。 全篇に流れるジャズは勿論素晴らしい。サッチモが飛び入り参加するライブも見応え十分。
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