ダイナ

ランボーのダイナのレビュー・感想・評価

ランボー(1982年製作の映画)
3.9
本作より後発である「プレデター」や「コマンドー」を彷彿とさせるような「筋肉男大暴れ」を大迫力で映してくれていますが、あれらが映す頬を緩ませてくれるツッコミの隙はなくシリアス一辺倒で当時の社会背景を痛烈に描いています。しかしストーリーはポリスが追う・俺逃げるの単純明快な進行であり、重いテーマを扱っていながら取っ付きにくさが無く、スリルとアクションとシリアスが良い塩梅、クライマックスは圧巻です。ベトナム帰還兵の傷を描く作品群である「タクシー・ドライバー」や「ディア・ハンター」に比べるとアクションの多さがエンタメ寄りの印象ですが、ネームバリューから思い描いていたものよりは戦争の負の影響がしっかりと描かれていて見応えがありました。
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