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ランボーのamethystのネタバレレビュー・内容・結末

ランボー(1982年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

出だしから見たことがある気がして。最後の方でやっぱり見たことあるって確信した笑
多分10年くらい前に見てるな…

田舎の町をふらつくいかにも浮浪者の身なりのランボー。ベトナム戦争の戦友に会いにきたがすでに亡くなっていたことを知り歩いて帰る途中だった。
でもその見た目から町の保安官にマークされ、町の外にさりげなく誘導される。それに静かに逆らう行動をしたため難癖つけられて捉えられてしまう。
そのあたりからだんだん、彼がベトナム戦争の英雄的存在で、戦争のフラッシュバックから抜けられずにいることがわかってくる…

戦争の時の長官が出てきて解決に向かうかと思いきや、保安官たちはその長官の意見を聞かない。
そのためベトナム戦争を引きずっているランボーは挑発された保安官たちを殺さない程度に痛めつけ、保安官たちは己のプライドがあるから闘い続ける。。。

最後は長官の策(劇中では明らかではないけど多分そう)により、ランボーが警官に取り囲まれ降伏する。

降伏する時にランボーが吐露する本心。
ベトナム戦争で命を削って戦ってきたのに、米国帰国時には一般市民から歓迎されず、その後の生活は保障されていないため仕事もない。挙句は共に戦った仲間が次々と死に孤独を募らせていた…

きっとベトナム戦争で傷ついた元軍人たちの心を代弁しているのだと思うととても辛い。
ただのアクション映画ではない、ヒューマンドラマ的なところもある素敵な映画。
ベトナム戦争ものの映画はそんなに興味ない(日本の人たちはベトナム戦争あんまり詳しくない)けれど、これは好きな映画。
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