バテラ

ランボーのバテラのネタバレレビュー・内容・結末

ランボー(1982年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

異色のアクション映画だろう。普通は強くてかっこいいアクションスターが敵を何十人と薙ぎ倒していく爽快さが肝だ。しかしランボーは序盤から悲しげな佇まいだ。弱さすら感じる。
警察に不当に捕らえられた後、反抗していくのだが、その肉体的な強さとは裏腹に悲壮感が漂う。警官たちを懲らしめていく爽快感も刹那的だ。そして有名なラストシーンで傷ついていたランボーは子供のように泣きじゃくる。アクションスターは悲しい人間に戻って逮捕されて終わる。スタローンの他のアクション俳優とは少し違う繊細さを感じられる一本だった。
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