アニメーションの鬼才ドン・ハーツフェルトの「ビルの物語」三部作の一作目です。DVD『メランコリックな宇宙/ドン・ハーツフェルト作品集』に収録されています。自らが描いたWebコミック"Temporary Anesthetics"が原作のアニメーションです。
ビルは日々の生活に徐々に支障をきたします。そして、どんどん狂っていきます。母親は心配し、ビルを看病します。しかし、ビルは...
ドン・ハーツフェルトの特徴である棒人間のアニメーションです。写真や多重露光の特殊効果が効果的に使われます。どんどん狂っていくビル。それを冷静に見つめるビル。母親に乱暴してしまうビル。それを後悔するビル。
ドン・ハーツフェルトの作品は常に狂ってます。しかし、この「ビルの物語」三部作はとても悲しい狂気です。狂っていく自分に自覚的なんて、すごく悲しくないですか?😢