はる

ブタがいた教室のはるのレビュー・感想・評価

ブタがいた教室(2008年製作の映画)
4.8
「親子で良い映画を見る会」だったかな?正式名称や主催団体は忘れたけど、そんなイベントで数年前に初めて見ました。

大阪で実際に行われた授業を題材にしていて、親子で「命」について深く考えられる良作だと思います。

4月、妻夫木聡演じる新人教師がクラスに子豚を連れて来ます。
「育ててみんなで食べよう」
食用のはずなのに、6年2組の子供たちは、手作りの豚小屋を作りPちゃんと名付けて可愛がります。

2学期、Pちゃんを「食べる派」と「食べない派」で話し合いを重ねるようになりました。

この話し合いのシーンで子役たちに渡された台本は白紙だったそうです。
セリフと結末を与えられていない中での本気の議論が見ものです。
妻夫木聡には台本があったのかもしれませんが、全てがアドリブかと思ってしまうほどリアルに子どもたちをフォローしていました。

3月、卒業間近の差し迫った議論は涙なしには見られませんでした。


子役たちの中で有名になった子はいるかな?ってエンドロールを注視していたら、北村匠海の名前を見つけました!急いで早戻ししたら、うん、やっぱりイケメンだね。

2日前に見た『ありあまるごちそう』に影響を受けての再鑑賞。
はる

はる