とん

ブタがいた教室のとんのネタバレレビュー・内容・結末

ブタがいた教室(2008年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

実際にあった話がベースとなった映画。

「殺すのと食べるのは違う。食べるのは、その殺した動物の命を受け継ぐこと」

決断をする、嫌な部分も引き受ける。
真剣に向き合うこと、行動の責任とは?

生徒たちの議論シーン、保護者からの意見を聞くシーン。
色んな意見があって、もちろんよいのです。
育った環境が価値観を形成する一因になってる表現も。

「残飯をブタにあげると言ってご飯を残す。」「学校に勉強しに行ってるのか、ブタの世話をしに行ってるのか…。」

「今までずっと一緒にいたのに食べるなんて、ひどい。」「もう会えないのは嫌だ。」
「全然おかしくないし」
「それでよくそんなこと言えるね!」

私が正しくてあなたは間違い。
「あの子はどう思うだろう」など、他人の反応を気にしすぎたり。

母親と夕食時に、学校で飼い始めたブタの話をするシーンで、親の立場に感情移入しているのに気付き、昔は子供に感情移入していたなぁと思うと不思議な気分になった。
こんな風に楽しく子供と話をして、日々過ごせたら幸せだろうなぁ。

演出、カメラワーク
転入生の子だけ制服姿で浮いている。カメラがその姿をぱっと捉える。みんなとまだ打ち解けていない
とん

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